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商店街の現場から考える「サブリース」という仕組み

更新日:1月17日

※本稿で述べるサブリースとは、

物件オーナーが第三者に一括で賃貸し、

その第三者がさらに別の事業者へ転貸(又貸し)する形態を指します。



最近、商店街の現場で「サブリース」という言葉を耳にする機会が増えました。

あまり聞き慣れない仕組みかもしれませんが、

知らず知らずのうちに、私たちの日常に深く関わっています。


サブリースとは、物件オーナーとサブリース業者が直接賃貸契約を結び、

その物件を業者が別のテナントへ貸し出す仕組みです。

契約形態によっては、実際に店舗が稼働していない期間であっても、

オーナーには一定の賃料が支払われる場合があり、オーナー側にとっては安定した収益が見込める点が特徴です。

また、テナント側にとっても、初期費用を抑えて出店できるなど、

一般的な賃貸借契約に比べ、参入しやすい側面があります。


こうした仕組み自体が、必ずしも悪いものだとは思っていません。

実際、空き店舗対策として機能している側面もあります。


ただ、商店街の現場で日常的に感じているのは、

この構造が、地域との関係づくりを難しくしてしまう場面があるということです。

業者によっては、オーナーとテナントが直接やり取りすることが制限され、

ゴミ出しの方法や商品の陳列、商店街として大切にしてきたルールや慣習が、

十分に共有されないまま営業が始まってしまうケースもあります。

結果として、地域との意思疎通が追いつかず、小さな違和感やトラブルが積み重なっていく状況が生まれています。


私たち商店街としては、国籍や背景に関わらず、この場所で商いをする以上、

地域と関係を築きながら続けていこうとする事業者と一緒に歩んでいきたいと考えています。

その思いをオーナーの皆さまにもお伝えしながら、できる限り、顔の見える関係の中で店舗が育っていく形を模索しています。


一方で、すでに土地を相続し、遠方にお住まいのオーナー様も多く、

即時に賃貸が成立するサブリース契約が選ばれやすい現実があることも理解しています。


もし空き店舗の運用でお悩みのオーナー様がいらっしゃいましたら、まずは率直なお気持ちをお聞かせください。

何かしらの形でこの商店街の存続に向き合いながら、オーナー様と一緒に考えることはできるかもしれません。


商店街の中で何が起きているのか、どのような関係性が必要とされているのかを共有することが、

次の選択肢を考える第一歩になると感じています。


だからこそ、この問題は、誰かを責める話ではなく、

時間をかけて、仕組みそのものを見直していく必要があると考えています。


今一度立ち止まり、この商店街、この街を、これからどう育てていくのか。

その問いを、現場に立つ者として、これからも考え続けていきたいと思います。



从商店街现场思考“包租(Sublease)”这一机制


※本文中所述的“包租(Sublease)”,是指房产所有者将物业整体出租给第三方,由该第三方再转租(转包)给其他经营者的形式。

最近,在商店街的现场,越来越频繁地听到“包租(Sublease)”这个词。

这也许是一种并不太为人熟知的机制,但实际上,它早已在不知不觉中,深深地融入了我们的日常生活。

所谓包租,是指房产所有者与包租公司直接签订租赁合同,由该公司再将物业出租给其他商户的模式。

根据合同形式的不同,即使店铺在某一时期并未实际营业,房产所有者仍可能获得一定金额的租金,这一点被认为是其能够带来稳定收益的特征之一。


同时,对于承租方而言,包租模式往往能够降低初期投入成本,相较于一般的租赁合同,也具有更容易进入市场的优势。

我并不认为这种机制本身一定是负面的。

事实上,在作为空置店铺对策方面,它也确实发挥着一定的作用。

然而,作为长期身处商店街现场的一员,我日常所感受到的是,这种结构在某些情况下,会让与当地社区建立关系变得更加困难。

在部分情况下,包租公司限制了房产所有者与商户之间的直接沟通,导致垃圾投放方式、商品陈列,以及商店街长期以来所珍视的规则与惯例,在尚未被充分共享的情况下,店铺便已开始营业。

结果便是,由于与社区之间的沟通未能及时跟上,细微的违和感与摩擦逐渐累积,并最终演变成各种问题。

作为商店街的一方,我们并不在意经营者的国籍或背景,只要选择在这个地方做生意,我们便希望能与那些愿意一边与社区建立关系、一边持续经营的商户共同前行。

在将这样的想法传达给房产所有者的同时,我们也在尽可能地探索,让店铺能够在“看得见彼此”的关系中逐渐成长的方式。

另一方面,我们也理解这样一个现实:许多房产所有者已经继承了土地,却居住在较远的地方,因此,能够迅速促成出租的包租合同,往往更容易被选择。


如果有房产所有者正为空置店铺的运营而感到困扰,欢迎您先将此刻最真实的想法告诉我们。

作为站在商店街现场的一员,或许可以在直面商店街存续这一课题的同时,与您一起思考,是否还能有其他可能的选择。

分享商店街内部正在发生什么,以及当下所需要的关系形态,我始终觉得,这是思考下一步选择的重要起点。

正因为如此,这个问题并不是用来指责任何人的话题,而是一个需要我们花时间,重新审视整个机制本身的课题。

现在,让我们再次停下脚步,去思考这条商店街、这个城市,今后究竟该如何被培育与延续。

作为始终站在现场的人,我也将继续思考这个问题。




 
 
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